矢谷 浩司/YATANI Koji

矢谷 浩司 准教授

【研究分野】
ユビキタス情報環境分野
【研究領域】
ヒューマン・コンピュータ・インタラクション、ユビキタスコンピューティング
【研究室URL】
http://iis-lab.org

研究内容

本研究室では、ヒューマン・コンピュータ・インタラクション、ユビキタスコンピューティングをキーワードに、ユーザの役に立つ技術やシステムの開発と評価を行います。研究テーマは非常に幅広く、人間の動作や行動を理解するセンシング技術、携帯電話での新しいアプリやインタフェース、障碍を持つユーザ向けのインタフェースなどが挙げられます。世の中の多くのユーザに貢献できる技術を作りたい人が揃う研究室を目指しています。

モバイルデバイスの新しいサービスやインタフェースの開発

携帯電話などのモバイルデバイスは私たちの生活に欠かせないものになっています。それらの利便性をサービスとデバイスの両側面から向上させ、ユーザの生活により役立つものにすることを目指しています。例えば、携帯電話のハードウェアを改良し、様々な振動パターンを与えられるデバイスを設計し、画面を見なくとも操作できるシステムを開発しました。さらにこのハードウェアを用いて、視覚に障碍のあるユーザ向けのインタフェースの開発も行いました。また、モバイルデバイスでのウェブブラウジングは今や一般的になっていますが、レストランや商品のレビューを見比べるなど、ウェブの情報を用いて複数のものの比較検討するのは非常に面倒です。このようなユーザの作業を支援するために自然言語処理や機械学習の手法を用いて、新しいアプリの開発や評価を行う研究も対象としています。

ウェアラブルなセンシング技術とアプリケーション

Google Glassをはじめ、ウェアラブルな技術に再び注目が集まっています。本研究室では人間の動作や行動を認識できるウェアラブルな技術とそのアプリケーションの開発を行います。例えば、携帯電話には既に、加速度センサやジャイロセンサが搭載されています。このすでに存在するセンサを利用して、ユーザの足によるジェスチャ(たとえば、足首を中心に足を回す、タップを踏むなど)を認識することができる技術を開発しました。また、ユーザの首の周りに装着されるマイクを搭載したセンサを開発し、食べる・飲む・話す・笑う・咳をするなどが認識でき、ライフログなどへの応用が期待できることを示しました。本研究室ではこのようなウェアラブルな技術に限らず、新しいサービスを提供し、ユーザの行動を手助けできるセンシング技術に興味をもって研究を行っています。 これら以外にも、アプリケーションに重点をおいた様々なインタフェースの研究を行っています。詳細はhttp://yatani.jpを参照してください。学生さんからの新しいアイデアは常に大歓迎です。質問などがあれば遠慮なくメールにて連絡してください。(メールアドレスはホームページに記載)

学生へのメッセージ

本研究室はでき始める段階で、非常に若い研究グループです。これから成功を目指すベンチャー企業のようなものです。先輩が手とり足とり教えてくれるわけではありませんが、自分でいろいろと考えて行動し、高い目標を達成できるよい環境を築きたいと考えています。また国際的な研究室を目指し、個々の学生が国際的に活躍できる人材となってもらうため、ある段階からは英語で研究活動を行ってもらうことも考えています。学部生でもモチベーションがあれば、1人の研究者として活躍できるような場所を目指しています。また学内外を問わず、他研究者との共同研究を推し進めています。さらに研究成果を学術界だけでなく、社会に共有できるような活動(例えば、モバイルアプリやシステムの立ち上げや配布、研究成果を取り入れたベンチャーのスタートアップ)を積極的に支援したいと考えています。

図1:SemFeel: 複数の振動モータで様々な触覚フィードバックを実現。
図2:ReviewCollage: レストランを比較検討できるように情報を集約。
図3:首周りに装着することで、食事などの行動の認識を行う。