EEIS 東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻

高宮 真 教授

駒場キャンパス

半導体システム
電力工学・電力変換・電気機器
電子デバイス・電子機器
制御・システム工学
エネルギー

小さなチップで大きな電力を賢くあやつる

2050年の脱炭素社会の実現に向けて、パワーエレクトロニクス機器の省エネ化を目的として、小さなICチップで大きな電力を賢くあやつる集積パワーマネジメントの研究を行っています。

研究分野1

パワーデバイス駆動用波形制御プログラマブルゲートドライバIC

IGBTのゲート駆動電流をデジタルインタフェースで変えられるプログラマブルゲートドライバICを開発しました。 IGBTのスイッチング過程におけるゲート電圧波形を最適に動的制御することにより、スイッチング時の損失低減とスイッチングノイズ低減を両立することができました。
研究分野2

電気自動車向けハイブリッドDC-DCコンバータ

電気自動車の電源回路は駆動用モータを動かすだけでなく、高電圧バッテリーから様々な電装品を動かすために12Vの補器類への電力供給も行っています。近年は車両の高機能化に伴い、電源回路(DC-DCコンバータ)の出力電流が増大傾向にあり、損失増大による発熱への対策が課題となっています。本研究では、インダクタとキャパシタを混載したハイブリッドDC-DCコンバータの新しい回路トポロジーを提案することで損失の低減と発熱の抑制を実現しました。
一覧に戻る