大学院工学系研究科 電気系工学専攻 博士3年の曹馨雨さんが、MMM 2023にて、Advances in Magnetism Awardを受賞しました。
論文・受賞
2024.08.10
大学院工学系研究科 電気系工学専攻 博士3年の曹馨雨さんが、MMM 2023にて、Advances in Magnetism Awardを受賞しました。
<受賞した賞の名称と簡単な説明>
2023年AIP Advances in Magnetism Award:この賞は、2023 Annual Conference on Magnetism and Magnetic Materialsで発表された最優秀論文に贈られます。
<受賞された研究・活動について>
本研究では、光ポンピング磁力計を用いて車載脳磁図(MEG)測定を実現する可能性を探ります。車内の磁場ノイズを伴う定常状態視覚誘発反応信号を生成するシミュレーションを実施し、脳磁図測定のための磁場ノイズ減衰ストラテジーを提案しました。結果は、効果的なノイズ減衰とセンサアレイ設計により、MEG測定の信号対雑音比が大幅に向上し、MEGの実世界での応用の可能性を示しました。
<今後の抱負・感想>
このたび、2023年AIP Advances in Magnetism Awardをいただき、大変光栄に思います。この研究においてご指導とご支援をいただいた関野正樹教授と、研究室の皆様に心から感謝申し上げます。今後もMEG測定の改善に向けて革新的なソリューションを探求し、神経科学と脳研究の分野にさらに貢献できるよう努めてまいります。