EEIS 東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻
先端学際工学専攻博士3年のMeshal Musaed ALMASHAN、電気系工学専攻の成末 義哲准教授、森川 博之教授らが石油学会 論文賞を受賞されました。
論文・受賞
2024.06.04

先端学際工学専攻博士3年(受賞時)のMeshal Musaed ALMASHAN、電気系工学専攻の成末 義哲准教授、森川 博之教授らが石油学会 論文賞を受賞されました。

受賞した賞の名称と簡単な説明
石油学会 論文賞は、Journal of the Japan Petroleum Inst.に掲載された論文のうち優れた論文の著者に授与される賞です。

受賞された研究・活動について
石油開発において、貯留層流体の圧力―体積―温度の関係を示すPVT特性は、流体の相変化を予測するために重要であり、正確で信頼性の高いデータが求められます。本研究では、沸点圧力と石油容積係数の推定におけるニューラルネットワークのブラックボックス問題に対し、ブースト決定木回帰に基づくモデル化方式を用いて解決し、その性能を詳細に解析しました。本方式は、既存の機械学習モデルや従来の相関関係に基づく手法と同等もしくはそれ以上の推定精度を示し、欠損データに対しても有効性が確認されました。本研究の成果は、PVT特性の推定手法として本研究分野の発展に大いに寄与するものであると考えています。

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