EEIS 東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻

所属学生の声

音声・自然言語処理の研究で未来の英語教育を良くする研究をしています
相場真由子さん

峯松・齋藤研究室 修士課程1年生 (電子情報工学科 2023年度卒)

相場真由子さんは、峯松・齋藤研究室に所属する修士課程1年生で、自然言語処理技術と音声処理技術を応用した未来の英語教育に関する研究をしています。卒業論文研究に対して、電気学術女性活動奨励賞を受賞されるなど、大変活躍されています。学部時代に応援部でチアリーダーとして活動された経験についてもお話しいただきました。

どのような研究をされていますか

自然言語処理技術と音声処理技術を応用して、英語教育支援に繋げる研究をしています。具体的には、国際学会にはじめて参加する学生が指導教員の手を借りずに、ひとりで質疑応答の口頭練習ができるようにするためのシステムを構築しています。学士の卒業研究では、発表論文のPDFから学会で聞かれそうな質問を生成し、音声合成器・音声認識器を使ってリアルタイムかつインタラクティブな練習環境を整えることができました。修士ではフィードバックの精度向上やPDF以外の入力形式への対応に向けて発展させていきたいと思っています。

研究室の雰囲気を教えてください

私が所属している峯松・齋藤研究室は、連名の研究室ということもあって人数が多く活気があります。学会が地方や海外で開催されることも多く、学会の空き時間も研究室メンバーと食事を共にする等一緒に過ごす時間も長いので、今では研究のことだけでなく進路のことなども相談できるような関係が築けています。研究内容の近い先輩がメンターについてくださったり、指導教員の先生方も親身に相談に乗ってくださるので、研究もスムーズにすすめることができる環境です。

卒業論文研究で実施した研究内容を発表するため、香港で行われたAIと外国語教育に関するワークショップに参加しました。初めての国際会議参加でしたが、大変良い経験をすることができました。

EEICは忙しいでしょうか、部活やバイトやプライベートとの両立は可能ですか

一般的には忙しい学科だとは思います。ただ、「やりたい」という気持ちがあれば両立は可能な環境です。実際、私は学部生時代にずっと部活(東大チア・週4回練習)とインターン(週10〜15時間程度)を両方やっていました。私の場合、ビジネスサイドとしても、ソフトウェアエンジニアとしてもインターンに参加した経験がありますが、ソフトウェアエンジニアとしてのインターンはEEICで学んだことが生かされる機会が多く、大学での学習が社会に活きることを実感しております。これはEEICに限ったことではありませんが、両立が可能とは言っても時間は有限なので、今の自分にとって何が大切なのかということは常に意識しておく必要があると思います。

EEICを目指すB1, B2へのメッセージ

EEICは、電気・電子デバイスからソフトウェアまで、幅広い分野で未来の社会を支える最先端の知識を学ぶことができる学科です。EEICには多様な専門を持つ学生が集まっており、互いに刺激しながら成長していける環境があります。わからないことや興味を持った分野について、すぐに身近な仲間に相談できるということもこの学科の魅力の一つだと私は感じています。

進学選択は今後の人生の方針が決まる大きな決断だと思います。EEICでの学びや出会いが皆さんの将来の選択肢をさらに広げ、夢を実現する一歩となることを願っています。

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